前回書いてからだいぶ日が経ってしまった!
フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ、2本目はジュリー・デルピー監督の「スカイラブ」。
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ほんとジュリー・デルピー作品はセリフが超絶に多い。しかも強烈。
女版ウディ・アレンと言われるだけあるわ(セリフの量だけは)
フランス人ってみんなこんなんじゃないはず…だけど、彼女の作品見てまず思うのが
「…太刀打ちできない」
って、ちょっとした疲労感を伴った敗北宣言。。。
だけど彼女の作品はおしゃれ!
今回は舞台が1979年ということもあり(もろ自分世代)、
ファッションやインテリアや音楽にいちいち心躍らせたのでした。
『パリ、恋人たちの2日間』でゲンズブールの壁が出てきて
彼女がセルジュのファンなのは重々承知だったけど、
今作のお相手役はなんとまあエリック・エルモスニーノ!
子供への性教育とかカンヌまで連れてって「ブリキの太鼓」見せたりとか、
お国柄という領域を遥かに超えているパパを演じてます。
今回のおばあちゃん対決(?)は
『愛、アムール』で圧倒的な演技力だったエマニュエル・リヴァと
今もなおトリュフォー『あこがれ』のときの眼力を放つベルナデット・ラフォン。
(ああサム・サフィDVDでないかなー)
リヴァ様に容赦なくスコール浴びさせるデルピー、すごい。
他にもノエミ・ルボフスキーやカリン・ヴィアールなど超豪華。
そしてねー、一番下の子どもが反則技のようにかわいかった。
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ちなみに「スカイラブ」はポスターにもあるように人工衛星のこと。
ブルターニュに落ちるかも!そしたらみんな死んでまうで!
なんて言っておきながら飲んで食べて泳いで踊って歌って恋をして。
こういう感覚がとても好き。
ノスタルジーは感じず、、、ちょっと想像の域を超えた世界だけれど面白いです。